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2013年2月16日土曜日

蕗の薹芽吹く

朝7時 寒風が頬を刺すように冷たい。畑には霜柱が立ち野菜たちも凍えている。急いで焚き火の仕度をする。今日は神津さんがさつまいもを準備してくれた。これを焚き火の傍らに置く。
東の空から徐徐に太陽が昇り始める。空が透けるような青空になる。風が音を立てて吹き冷たいけれども 太陽の光は確実に春の光である。
目を地に転じれば 蕗の薹が芽生えている。摘むにはまだ少し早いかなとためらいながら 一房だけ拝借して口にほうばる。
冬眠から目覚めた動物達がまずはこれを食べるに違いないなどと思う。 これから活動するための気付け薬のようなものだ。苦味と渋みがツンと口から鼻に抜けて しばらくはしびれが残るが そのしびれが何とも快ちよく 味わい深い。
こんな日には 特段 焚き火がありがたい。おき火となったやわらかい暖かさにつつまれて四方山談義がつきない。さつまいももほどよく焼けてきた。濡れた新聞紙で芋を包みアルミフォイルして焼く。その焼き加減までもが最近では堂に入ってきた。何とも美味い。
まだ 寒さの残る早春の穏やかな一日。焼芋食らう。
参加者  新井 神津 林 青木 山崎 花谷

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